KIOSKモード機能を活用した会員登録システムの電子化 - 日本トイザらスが ASUS のAndroid Tabletを選んだ理由とは

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◆お客様プロフィール
会社:日本トイザらス株式会社
住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1310番地  ミューザ川崎セントラルタワー25F・26F
事業:玩具・ベビー用品の販売
URL:https://www.toysrus.co.jp/

◆導入アイテム・用途
製品:ASUS ZenPad for Business(M1000M-WH16)+ ADAM Connected License
台数:550台
用途:「トイザらス」「ベビーザらス」店舗内におけるポイントカード会員への登録用端末として
効果:KIOSKモードの実現、端末の⼀括管理



1991年にトイザらス日本1号店をオープンし、国内最大級の玩具・ベビー用品のリーディングカンパニーとして全国約160店舗の「トイザらス」「ベビーザらス」と「トイザらス・ベビーザらス オンラインストア」を運営している 日本トイザらス株式会社(以降、日本トイザらス)。今回、日本トイザらス は2009年4月から発行・配布しているポイントカードの会員登録方法を従来の手書き方式(店舗に設置された登録用紙を用いて)からタブレットを用いた電子化へ転換することを検討し、その操作用端末としてMDM機能が標準搭載された ASUS ZenPad for Business を採用。全国約160店舗の「トイザらス」「ベビーザらス」において本格稼働を開始した。

日本トイザらス がポイントカードの会員登録方法を電子化へとシフトするに至った背景と、ASUS ZenPad for Business を採用した理由について、同社 IT部インフラ・サービス課 アシスタントマネージャー 本田康輔氏、マーケティング本部 CRM課 シニア・コーディネーター 高島正英氏に話を伺った。


 

― ポイントカード会員の特徴について教えてください。

高島氏ポイントカード会員にご登録いただきますと「トイザらス」「ベビーザらス」店舗、及び、オンラインストアで購入した金額に基づいてポイントが貯まり、そのポイントを店舗やオンラインストアでの精算時に利用できるようになります。また、ポイントカード会員限定のメルマガでは、「トイザらス」「ベビーザらス」の最新のセール情報などを配信していますので、例えばクリスマス等のイベント時に向けた情報源としてお客様にご活用いただいております。もちろん年会費は無料です。お客様がポイントカード会員に登録するためには、パソコンやスマートフォンを用いてインターネットやモバイルアプリ経由で会員登録を行うことも可能なのですが、店舗に設置されている登録用紙へ手書き記入した形での会員登録が大多数を占めていたという現状がありました。

 

― 会員登録手段を手書き方式から電子化へ変換された目的はどういったものでしょうか?

日本トイザらス株式会社 マーケティング本部 CRM課
シニア・コーディネーター 高島正英氏

高島氏:電子化にすることで二つの改善を目的としていました。一つ目は“業務効率の改善”です。これまでは店舗でお客様が手書きした登録用紙は店舗で一時保管し、特定の周期で店舗からデータ登録部署へ発送。そしてその部署が一括してデータ登録を行っていましたが、今回の取り組みでお客様自身が直接、タブレットに情報入力いただけることになったため、登録用紙自体が不要となり、店舗から登録用紙を郵送する作業や、データ登録部署での情報パンチャー作業も不要となり、結果、会員登録に関係する全体的な効率化も図ることもできました。

二点目は“ショッピング環境の改善”です。店舗で会員登録をいただいたお客様には当日にポイントカードをお渡しすることは可能なのですが、付与されたポイントを利用できるまでにタイムラグがありました。これはデータ登録部署でお客様情報が登録されて、初めてポイント利用ができるようになるというシステムを社内的に組んでいたためです。今回、電子化へシフトしたことによってこういったデータ登録におけるタイムラグを改善し、今では新規会員登録後に蓄積したポイントは翌日には利用が可能な状況となっています。

ASUS ZenPad for Business(M1000M-WH16)が組み込まれた新規会員登録用の専用什器

 

― ZenPad for Business のどの機能が選定のポイントになったのでしょうか?

日本トイザらス株式会社 IT部インフラ・サービス課
アシスタントマネージャー 本田康輔氏

本田氏:まず今回のタブレットの利用目的は新規会員登録用の専用端末という位置づけでしたので、如何に専用端末化への手間を最小限に、且つコストを抑えながら実現できるかというところがポイントでした。そのような中で、専用端末化する際に必要となる機能(KIOSKモード)が標準機能で備わっている ZenPad for Business の存在を知りました。KIOSKモードで運用するためには本来であれば開発コストを掛けなくてはいけない部分です。しかしそれが標準装備されているハードウェアは他には存在しませんでした。よってハードウェア自体の検討は ZenPad for Business に絞り込み、その他の運用時に弊社が希望する仕様をADAM Client ※1 で満たせるかどうかの細かい検討を進めていきました。

また ZenPad for Business にはオプションで遠隔操作(ADAM Connected ※2)が選択できたことも評価の高いポイントでした。当社は全国約160店舗を展開していますので、状況に応じて遠隔操作による各種設定作業は必須になるだろうと考えていたためです。またATOK(エイトック)が標準搭載されていたこともプラス評価でした。
※1. ADAM Client : KIOSKモードを含め端末の設定や機能を変更・制限することができる機能を搭載(無償)
※2. ADAM Connected : ADAM Client の機能を遠隔で操作するためのソフトウェアライセンス(有償)

 

- 日本トイザらス が活用した ADAM Client 機能 -

ポイント1:KIOSKモード … 特定のページだけを画面表示できる機能を利用し、専用端末化を実現。
ポイント2:アプリの表示/非表示 … 文字入力の際にGoogleキーボードや「Google音声入力」のアプリを非表示。
ポイント3:FOTAの有効/無効 … OSのバージョンアップを停止し、バージョン固定を実現。
- 日本トイザらス が活用した ADAM Connected 機能 -

ポイント1:KIOSKモードの遠隔解除 … 状況に応じてKIOSKモードを解除し、再設定を行う際に利用。
ポイント2:オンラインステータス確認 … 店舗ごとにタブレットが起動しているかどうかを確認する際に利用。
ポイント3:アプリをインストール … 自社アプリをバージョンアップさせる際に利用予定。

 

― ZenPad for Business を採用した結果、予想以上のコスト削減に成功されたと伺いました。

本田氏:まずハードウェア+MDM費用は相当抑えることができました。MDM機能が無償で標準搭載されていることが大きかったと思います。よって選択肢は ZenPad for Business 以外は考えられない状況でした。遠隔操作は有償オプションとなっていますが、それを加味したとしてもコストパフォーマンスは十分魅力的です。今回の取り組みはKIOSKモードでの運用が一番のポイントでしたが、他のMDMでは ZenPad for Business で設定したKIOSKモードを制御する機能が存在しないことも判明し、ADAM Client と ADAM Connected の組み合わせがベストな選択だったと今でも感じています。

文字入力は ZenPad for Business に標準搭載のATOKに統一。ADAM Client 機能を用いてGoogleキーボードや「Google音声入力」のアプリを非表示した。

また弊社ではAndroid Tabletを採用したこと自体が初の試みでした。過去、別のOSを搭載したタブレットを導入し、利用目的のためにアプリ開発を行ったこともありますが、その時の状況と比較するとアプリの開発費用としての初期コストは今回とそれほど変わらない印象です。しかし別のOSを搭載したタブレットの場合は1年後ごとにプロビジョニング・プロファイルの更新やアプリのリビルドの必要性から運用開始後の工数が負担になる可能性がありましたので、それを考えると2年目以降のランニングコストで差がつくことは理解していました。よって導入後のTCOの観点でもメリットを感じています。

最後に、アプリ開発以外を社内リソースで完結できたことも業務依託費の観点から大幅なコストダウンにつながったと思っています。社内リソースに集約できたのも、KIOSKモード含む ADAM Client で設定できる機能が充実していたことと、これらの機能の設定方法自体がとてもシンプルな操作で行うことができたおかげです。

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(Posted by Shinji Suzuki)


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