ビスケットファシリテータ Vol.1 向井真衣子 様:「ビジュアルプログラミング言語 Viscuit(ビスケット)」が担う役割とは

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Viscuit(ビスケット)」とは「誰でもプログラミングを体験してコンピュータの本質が理解できる」をコンセプトとしたビジュアルプログラミング言語です。文部科学省による小中学校の学習指導要領改訂案に新たに盛り込まれた「プログラミング的思考」を育む、を目的とした2020年からの小学校での「プログラミング教育の必修化」を受け、ますますビスケットへの注目が高まっております。

また2017年4月にはビスケットは総務省の補正予算「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」にも採択され、普段より児童向けにビスケットファシリテータとしてワークショップ開催の経験のあるメンバーが、選定された各学校を周り、プログラミングを指導できる「メンター」の育成に携わるなど今後の活動の幅を拡げています。今回は、その全国で活躍されるファシリテータの方々をシリーズ通してご紹介いたします。

弊社、ASUS JAPAN株式会社は全国でビスケットワークショップを行うためのデモ操作端末として10.1型のWindows 2-in-1ノートPCの ASUS TransBook T101HA が採用され、合同会社デジタルポケット様、ビスケットファシリテータの方々をICT機器の面からサポートしております。今後も弊社は合同会社デジタルポケット様とともに2020年からの小学校での「プログラミング教育の必修化」に向けて引き続き各種支援活動を行います。

ASUS JAPAN株式会社
営業統括本部
新規事業戦略チーム


 

ー 普段はどういったお仕事をされていますか?活動内容を教えてください

向井真衣子さん。幼児向け英語教室「B.Bgarden」を経営する傍ら、ビスケットファシリテータとして活動。主な活動エリアは都内23区、及び三鷹市近辺。

イベント企画運営「SMILE:) CHANCE」、幼児英語教室「B.Bgarden」、メディア「Myco.TV」の運営を行っています。幼児英語教室「B.Bgarden」ではジョリーフォニックスを用いた学習法を取り入れています。『ジョリーフォニックス』というと日本ではあまり聞きなれないワードかもしれませんが、実は世界中の学校で採用されている英語教材です。

一番の特徴は英語を学ぶ際、まず音に関連づけられた基本となる42文字を歌やアクションを通じて発音を学び、それぞれの単語をブレンドしながら単語発音の習得を行います。暗記に頼らずに音から学ぶため「読み」「書き」の基礎を定着させることが可能となります。

ー ビスケットファシリテータとして活動しようとしたきっかけについて教えてください

私には7才と、5才、2才の3人の子供がいます。子供は普段からタブレットでいろんな動画をみることが比較的好きなようです。私も特にそれに制限をかけるようなことはあまり意識していませんでしたが、同じタブレットの視聴時間を子供に与えるのであれば、という考え方から私自身が英語教室を運営していることもあり、楽しく学べる英語学習アプリや英語音楽の動画をみせるようにしていました。「2020年に小学校でプログラミング教育が必修化」という情報を得て、この段階から子供にプログラミングに対する興味を徐々に持たせられたらと思い始めました。しかしプログラミングに対する知識が特別高かったわけでもないため、どこから着手すればいいのかよくわからなかった、というのが当時の状況だったように思います。

英語を”学ぶ場所”は退屈な場所ではなく”ハッピーになれる場所”であるべきという想いからデザインされたハワイアン テイストな教室。

そのような中で、とある教育関連の記事を目にしました。それは小学校で開始されるプログラミング教育というものは私が元々思い描いていたものではなく、プログラミング的思考を取り入れて各授業で活かしていく、といった指針が記されたものでした。そしてその記事の中に、幼児~低学年児童を中心に普及し始めているビスケットの紹介があり、ちょうど私が運営している「B.Bgarden」と対象年齢が同じだったことから、英語学習とうまく連動させることで「B.Bgarden」での学習教育の幅が拡げられるのではないか、と思ったのがビスケットファシリテータに興味を持った一番のきっかけです。

当然ながら、自分の子供にビスケットを体験させたことによるプラスの反応が私の背中を押してくれたことはいうまでもありません。私は思い立ったらすぐ行動するタイプ。ビスケットを開発・運営しているデジタルポケットさんで「ビスケットファシリテータ講習」を定期的にやっているとの情報を入手し、即座に申し込みを行い、講習を受講。そして今に至る、といった感じです。

ー ファシリテータとして活動を開始されました。ワークショップ等でビスケットを楽しんだ児童の反応はいかがですか

まず自分で描いた絵がデジタルで動くというところに皆、興味深々でした。そしてその絵にいろんな動きが加わることで更に深い興味に繋がっているのが実感できました。しかし私自身で合計5回のワークショップを開催していますが、児童によって受け止め方は様々であると感じ始めています。中には一次的な興味で終わってしまう児童がいたことも事実です。

「B.Bgarden」の教室外で開催するプログラミング ワークショップに参加する児童の場合と、「B.Bgarden」でビスケットを体験した児童の場合では、ビスケット終了後の意識に明らかに差異を感じました。これらの違いとして、前者は既にプログラミングに興味を持っていた児童、後者はまだ興味を持っていなかった児童。といったところでしょうか。ビスケットを通じて発想力や問題解決力等、さまざまな思考を身につけることができます。しかし一般的に「楽しい・おもしろい=続けたい」「楽しくない・おもしろくない=続けない」と直結させてしまうのが一般的な児童の傾向かもしれません。

興味を継続できない児童に対して2020年プログラミング教育の話をしたとしてもその意識はほとんどないでしょうし、ビスケットを通じてプログラミング的思考を…といっても児童がその状況を理解できるはずもありません(笑)ですのでもっとたくさんの児童にビスケットに興味を持ってもらうためにどうしたら良いか、という部分から始めることが大事だと感じています。

ビスケットの特徴である”めがね”、左右それぞれの”レンズ”に異なった絵をそれぞれ挿入することでプログラミング的な動きが生まれる。

ー 親御さんはプログラミング教育についてどうみているのでしょうか

「2020年から小学校でプログラミング教育が始まる」というキーワードに敏感に反応している方と、情報としてまだ知り得ていない方の二極化がはっきりしているように思います。知ってはいるものの具体的なイメージをまだつかめていない方もいらっしゃいますし、情報の受け止め方は様々です。いろんな親御さんからのお声として「幼少期はサッカーや体操、水泳といった体を動かす習い事を中心に教室に通わせたい」といった意見が多数をしめています。よってファシリテータの役目としては、児童だけではなくて親御さんにもなぜプログラミングなの?をビスケットを通じて、どういった成長が子供にとって期待できるのかを将来の教育業界のあり方を踏まえ、もっとうまく伝達できるよう私も更に成長していかなくてはいけないと思っています。

発想力豊かに画面いっぱいに絵を描く児童。用いる色やフォントサイズは自由に選択ができる。

ー ビスケットワークショップの際に利用しているタブレット端末について伺わせてください

デジタルポケット社から ASUS TransBook T101HA を定期的に借用して、ワークショップで利用しています。10インチ液晶画面は幼児でもちょうど良い大きさですね。当初は幼児の体がまだ小さいので画面サイズの小さいタブレットでも十分かなと思っていましたが、まだまだ幼児~低学年の児童が描く絵はダイナミック(笑)なので、描けるスペースが大きいほど皆、喜びます。画面いっぱいに絵を描きます(笑)また私個人的にはタッチペンはあえて使わせていないようにしています。体の一部である指先で自分の好きなように描かせた方が、絵を描いている感覚を身につけられるのではと考えたためです。

軽量、かつミントグリーンのような個性的な本体カラーは女性のプライベート利用にも人気がでそう、と語る向井さん。

ビスケットワークショップは1日で数回開催する場合もあります。このタブレットは長時間駆動※1が可能なバッテリーを搭載しているので、基本的には日中に十分な稼働が可能です。また充電端子にmicro USBポート※2が備わっているため、汎用のモバイルバッテリーを使って充電しながらタブレット操作を行うこともできたりします。児童が頑張ってビスケットで作成物に取り組んでいる最中に、充電切れで画面が真っ暗になってしまうのは絶対に避けたいですからね。

また児童が操作している隣では状況を見守る親御さんがいらっしゃいます。親御さんがよく隣から画面を覗き込むシーンがよくありますが、このタブレットは画面を横からみても鮮明※3にみることができるので、自分の子供がどういったことをやっているのかを見守ることができることから、親御さんとしては安心だと思います。

ー ビスケットファシリテータになって良かったと感じることは何ですか

「B.Bgarden」に通う児童向けに取り入れる学習の幅が拡がったことは事実ですが、結果として普段の生活の中でなかなか面識を持つことのない方々と知り合いになれたということも私にとって大きかったです。ビスケットファシリテータには普段から教育関係に従事している方や、企業にお勤めの方、主婦の方もいます。本業という観点では向いている先はそれぞれ異なるかもしれませんが、ビスケット普及活動という共通目的があることでビスケットファシリテータとしての情報交換だけでなく、様々な業界の情報交換も行えるようになったのはとてもありがたいと思っています。

児童それぞれが作成した絵をサーバー上に保存し、全員で一斉閲覧。「あれは僕の絵だ!」と児童から歓声が沸き起こる瞬間。

ー ビスケットファシリテータにはどういった人が向いていると思われますか

ビスケットは​ビジュアルプログラミング言語なので、パソコンやタブレット操作があまり得意でない人でも抵抗なく操作ができます。ハードウェアに対するリテラシーがそこまで高くなくても大丈夫ではないでしょうか。それよりも私のようなファシリテータはいかに児童にプログラミングという言葉を意識させずに、ビスケットで伝えたいことを体験させ、いかに興味を引き立てられるかが重要な任務だと思っています。一般的に学校で学ぶ授業科目には児童それぞれ「得意」「不得意」が少なからず存在するでしょう。裏を返せば、「得意=好き」「不得意=嫌い」といった方程式が成り立ってしまっている可能性があるかもしれません。

よってまずはゲーム感覚でビスケットを楽しんでもらい、好きになってもらうことが一番大事かもしれません。ファシリテータは児童と一緒になって自分も楽しめるような感覚が必要なので、普段から児童の興味心を引き出せるようなお仕事をされている方や主婦の方は、ビスケットファシリテータに向いているかもしれません。また中でも自らをエンターテイナーと称する方はたくさんの可能性を秘めていると思いますので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ー 今後のビスケットファシリテータとしての活動方針を教えてください

2020年から小学校では3年生の英語授業の必修化、プログラミング教育の必修化が開始されます。結果として「B.Bgarden」では英語、プログラミングのきっかけを学べる環境が整っていますが、元々は2020年に向けてスタンバイするために始めたわけでもなく、あくまで自分の子供にとって必要だと思われたこの二つの取り組みに対して、少しづつ対象者の枠を増やした結果、今に至っています。今後、更に「B.Bgarden」とビスケットを通じて”英語が好き” ”プログラミングが好き”といってもらえる児童をたくさん増やしたいと思っています。好きになって始めたことが蓄積されることで自信につながり、得意な科目になってほしい。その将来への架け橋的な存在になれればと考えています。Everyone’s Happy is my Happy.

 

(Posted by Shinji Suzuki)


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