浪速学院 浪速中学校:Chromebook™ とデジタル教育教材の利活用で促す 生徒の意欲的な学び

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浪速中学 は大阪市住吉区にある 学校法人 浪速学院 が運営する中高一貫の私学校。神社神道の精神によって、敬神崇祖の精神を養うと共に道徳心を以て社会の秩序を守ることを基本とし、未来に羽ばたく若者を育てることを教育の基調としている。合わせて学校教育におけるICT環境の導入・整備を積極的に行っており、G suite for Education と Chromebook を軸とした取り組みは2019年で3年目を迎えます。今回、Chromebook を採用した経緯や、導入までの背景について 浪速学院  浪速中学校 教務進路指導部長 下園晴紀氏にお話を伺いました。

ー Chromebook の導入に至るまでの背景について教えてください

浪速学院  浪速中学校 教務進路指導部長 下園晴紀氏

2016年5月に遡ることになるのですが、ICT教育の取り組みを視野にいれた検証段階として実は iPad を20台ほど導入していました。しかしその選択が本校の中学生にとって本当にベストな選択だったのかを少し疑問に感じ始めていた時期でもありました。

「これからはタイピングが絶対必要だからキーボード付の端末にすべきなんじゃないか」「タブレットだと汎用性に欠けるのではないだろうか」

ちょうどその頃、Google が教育市場向けに無償提供している グループウェア(G Suite for Education)を知るきっかけがありまして、その流れから Chromebook の存在自体も知ることになります。ですが、なかなか当時は関西エリアでこれらの具体的な情報を入手することが難しい状況だったので東京(Atmosphere Tokyo Education 2016 へ見学参加)まで足を運び、情報収集を行うところから開始しました。


2016年 5月
・Google が主催する ”Atmosphere Tokyo Education 2016” に参加
・「G suite for Education & Chromebook」 の導入検討開始
・中学校教員向け「G suite for Education & Chromebook」 研修会実施
・浪速学院内にICT推進チームが発足
2016年6月
・AI × アダプティブラーニング「すらら」 を用いた公開授業の視察(追手門学院 大手前中学)
・中学校教員向け「すらら」研修会実施
2016年7月
・放課後講習、英検対策として希望生徒を対象とした「すらら」取組開始(校内情報教室を利用)
2016年10月
・「G suite for Education & Chromebook」 の中学校教員向け研修会実施(2回目)
・「すらら & G suite for Education」 をICT教育の基盤とし、操作端末として「Chromebook」 の導入


ー 検討から導入までわずか半年間、このスピード感を実現できた理由は何なんでしょう

本校の木村智彦理事長が「これからの教育はICTを取り入れた形で進めていくべき」という強い想いを以前から持たれており、2016年5月、正式に学校内にICT教育推進チームを設置いただいたのが需要なポイントだったと思います。そこからの先の流れはすごくスムーズでした。教員の意識の中で「やってみよう!」「まず走り出してみよう!」という意識が芽生え始めました。

ー 「G suite for Education」と「Chromebook」の検討と合わせて「すらら」の検討もされていますね

150校の私立中高で活用されている AI × アダプティブラーニング教材「すらら」

元々中学校の英語科で すらら の検討が挙がってまして、すらら を使用するにはタイピング操作が必要でした。また すらら はインストールベースではなく、WEBアプリだったためWEB接続を前提とした Chromebook は端末選びに最適ではないかとも考えていました。

私自身も すらら の個別指導という部分に共感を持っていたため、すらら のセミナーや研修自体にも参加しまして、意見交換を進めていました。しかし、実は当時すらら 自体が Chromebook というか、Chrome OSにまだ対応してなかったんです。動作こそするけれど、すらら として推奨OSとして扱っていなかった。でもその辺は すららネット さんが柔軟に対応いただけて、すらら の動作環境として正式に Chrome OSを追加いただけることになりました。すららネット さんには感謝しています。


「すらら」は小・中・高校の国・数・英3科目を無学年式で学習できる AI × アダプティブラーニング教材です。「レクチャー(わかる)」「ドリル(できる)」「テスト(使える)」をワンストップで実現するコンテンツと、150校における立ち上げ・導入コンサルテーション、運用フォローにより、学校課題を解決できるICT教に材として成績向上、家庭学習習慣の確立に効果を発揮し、150校(2019年2月時点)の私立中高で活用されています。


ー 初年度は Chromebook を家庭負担ではなく、学校資産として購入する形で進められたと伺いました

設立96年を迎える浪速学院 浪速中学校(2019年時点)

これも木村智彦理事長の判断で「ICT教育を開始するにしても、まだまだ Chromebook は知名度が低いため、まずは学校側が先行投資を行う形で Chromebook を準備し、ICT教育を実施。その成果をもって、次年度より各ご家庭にご理解をいただきながら導入を加速させていくプロセスを進めるべき」とのお言葉を頂戴しました。もしこの木村智彦理事長の判断がなければ、今の 浪速中学校 における ICT教育の推進がどういった着地を迎えていたか定かではないですね。

結果、1年目には ASUS Chromebook C300SA、2年目には ASUS Chromebook C213NA-N3350、3年目にも同機種を採用し、費用は各ご家庭負担という形で進められる流れが出来上がりました。またこのモデルは文教向けを意識した堅牢性を兼ね備えたモデルのため「丈夫」という言葉は親御さんにとっても安心なようです。しかし、中学生の使用方法はやはり粗雑な部分もあるため、保障についても安心できるものを用意しました。


2017年1月
・中学校の一部にWiFi環境を整備
2017年2月
・「特別ICT教室」を新規にて設置すると共に、中学校全教室にWiFi環境を整備
2017年4月
・中学校全学年を対象に「すらら」の正式導入
・「G suite for Education」を活用した浪速中学校の本格的なICT教育がスタート
2018年4月
・新中学1年生より一人一台の「Chromebook」配布


ー 使用している教育教材について改めて教えてください

Classi は主に生徒たちの学習記録をつけることを目的として、試験結果の管理、面談の記録、ポートフォリオで生徒一人一人の状況の管理に使ってます。G suite for Education では 主に Google フォームやスライド、Classroom を使用しています。

Google フォームで小テストの自作教材やアンケートを作成して、Classroom の中で授業教材として配布していく感じです。私自身が国語の教員ということ、また来年度から道徳が必修化される流れがある中で、Google フォームだと意見の共有が簡単に、かつ匿名性を軽く持たせながらできたりするんです。

「この考えに対してどういう意見を持ってますか?」そういった質問に対して、生徒たちの Google フォームを通して回答した意見がずらっと一覧で表示できるのはすごく便利だと思いました。そういった形で記述したものを生徒皆で共有できて、感想も皆で共有できるということ。これは生徒一人ひとりに気づきを与えるきっかけにもなります。また Classroom は生徒だけでなく、親御さんも確認できるように設定してますので、各ご家庭向けの配布物(学年通信や給食便り、図書通信、保健便りなど)も可能な限り、Classroom を使って配信するようにしています。

「すらら」:個別学習に ※現在は英語、国語、数学を採択
「Classi」:生徒たちの学習状況の管理、面談の資料活用に
「G Suite for Education」:アクティブラーニング、共同学習に


ー Chromebook を使用した授業は教科関係なく、全般的に使用されている感じですか

そうですね。教科の枠はそれほど感じないです。どの教科でも Google フォームは頻繁に使用していますし。あと例えば美術などでは、本校にある多聞尚学館という施設を写生する授業があるのですが、その日の授業だけでは写生はまず完成しない。時間が経過すれば、生徒の頭の中から色や形の記憶が薄れてしまう。だから撮影した写真を Google フォトに入れて、それを Classroom に上げて共有して、アップロードされた写真をモチーフに後日、写生を再開する。といったこともやっていましたね。

ー Chromebook の良いところはどんなところでしょう

各教員の中では起動の速さがかなり好評です。授業中に Chromebook を常時開いていることはあまりなくて、必要な時に生徒に使用させています。つまり授業時間中に Chromebook を開いたり閉じたりする回数が多いのですが、スリープ状態から毎回、数秒で立ち上がるため、生徒ごとに立ち上がりの時間差がほぼない状況です。だから授業の妨げにならずスムーズな授業進行ができるんです。

あとはシンプルな設計で余計なソフトとかはいってないところがいいです。(笑)。また生徒の Chromebook を管理するために、Chrome Education という専用の管理コンソールもありますので運用する立場からしても管理が楽です。

ー 下園先生が思うICT教育とはなんでしょうか

さまざまなICT機器を鉛筆やノートのように使っていかないといけない時代になってるんだろうなっていうのは、すごく感じます。生徒たちは日常からインターネットと繋がっている世代なので、もうこれが当たり前なんです。生徒の中には文字入力を「音声入力でやったら駄目なんですか」って言う子もいるぐらいです。その時は授業中だったんで「おもしろいな。でも全員で音声入力したらうるさくないか?」と切り返しましたが(笑)。でもそういった発想を持っているのが今の子供たちなんだと思います。それだけICTが身近なものになっている証拠だと思います。

ICT教育というと身構えてしまう大人がいるのかもしれせんが、当の使用者本人である生徒達はそれほど深くは意識していません。だから教員を含めた大人はこういったICTデバイスの使い方など、きっかけを与えることが大切で、あとは生徒本人にどういった利用ができるのかを考えさせるということが大事なんじゃないかなと思います。ICT教育は「おもしろい、楽しい学習」につながるツールだと思いますね。

(Posted by Shinji Suzuki)

・Google, G Suite for Education , Chrome Education および Chromebook は Google Inc. の登録商標または商標です。

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◆お客様プロフィール
学校名:浪速学院 浪速中学校
住所:大阪府大阪市住吉区山之内2丁目13−57
業種:中等教育
URL:http://www.naniwa.ed.jp/junior/