北鎌倉女子学園:Chromebook™ で目指す「教え方改革」「学び方改革」

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北鎌倉女子学園 は東邦大学(旧帝国女子医専)の創立者である額田豊博士によって昭和15年に創立された女子学校。北鎌倉という歴史的立地に根ざした伝統校がわずか半年間の検討期間を経て、全校対象とした G Suite for Education の採用と合わせ、生徒向けには一人1台の iPad、教員向けの校務用パソコンとして Chromebook の導入を行われました。今回、校務用パソコンとして Windows PCから ASUS Chromebook へと一斉切り替えを行った経緯や導入背景について 北鎌倉女子学園中学校高等学校 情報科 主任 三室哲哉氏にお話を伺いました。

北鎌倉女子学園中学校高等学校 情報科 主任 三室哲哉氏

– Chromebook を採用された経緯を改めて教えてください

本校では過去、Windows PCをパソコン教室に50台、教員用に50台配備をしておりました。しかしサーバーやPCクライアントの管理作業、アクティブディレクトリーにおけるユーザー管理など、教員が本業の傍らで対応できる範囲を超えてしまっていたため、それらの運用・管理を外注に委ねるなどで対応しておりました。それは負担面・費用面ともにとてもネックとなっていました。

2018年度よりICT端末を活用した授業を取り入れる方針が定まり、一人1台の端末を生徒に配布した場合、必要以上の教員に対しての負担や管理費用が発生することを防ぎつつも、ICT端末を利用する際に生徒にとって学習の基礎となるツールを模索し始めた結果、Google が提供する G Suite for Education と出会いました。 G Suite for Education は生徒だけではなく、教員も無料で利用できるグループウェアだったこともあり、最終的には教員、生徒すべてが G Suite for Education を活用する形で採用を推し進めました。その結果、G Suite for Education を操作・管理する上で最も親和性の高いと思われた Chromebook を教員向けに配布していく運びとなりました。

– 教員向けが Chromebook に対して、生徒には iPad を配布されていますね

教員が端末の機能を十分理解し、授業で活用できるイメージがそれなりに確立できた段階で生徒にそれと同じ端末を配布していく、という本校の基本方針があります。そういった意味で2017年から各教員には iPad を配布しており、無事、2018年度に生徒に利用してもらえる状況となりました。ただタブレットだけでは活用方法に制限がやはり生まれてしまうことは理解していましたので、教員向けに配布した Chromebook は校務パソコンとしての役割だけでなく、次年度以降の生徒向けに配布する端末としての検証も含んでおります。

ASUS Chromebook Flip C100PA のボディは堅牢性と高級感を両立するアルミニウム合金

– 校務パソコンとして Chromebook の一斉導入を実現されたというのは日本全国でもまだ希少かと思います

そうですね、Chromebook が教育市場で認知度がアップし、生徒向けの配布が加速していることは理解していました。本校が Chromebook 導入を検討した際には同じ神奈川県内の学校法人さんに利用状況を伺ったりしていましたので、そういった市場動向は本校が採用を推し進めることの背中を押すひとつのきっかけにもなっています。このプロジェクトは約半年前に校内で立ち上がったものですが、全体の流れとしてはおおまかに以下の通りです。

2017年9月
Microsoft Outlook から G-mail へ移行(メールサーバーの廃止)

2018年3月
教員に Chromebook 配布

2018年4月
本格的に G Suite for Education と Chromebook を利用した校務の開始(生徒は iPad)

 

校務で利用していた各種ソフトは Chromebook の採用に合わせて見直しを行いました。多少の使い勝手は変わってしまうかもしれませんが、同類と呼べるものはそれなりに存在していましたので、Chromebook で操作可能であることを前提に移行を進めました。ただ試験問題作成ソフトのようなコアなものは Windows 環境に依存したままであることから、過去同様に Windows PC に頼らざるを得ない部分があったりしています。よって状況に応じて操作端末を使い分けできるように共有パソコンとして Windows PCを4台だけ残しています。

– 生徒が授業中に Chromebook を使用する場合もあるのでしょうか?

薄さ15.6mm、質量約900gのコンパクト設計

そうですね、生徒が個別に教員に借りに来るケースも多いですね。利用用途は様々ですがレポート資料作成のためだけでなく「今度、クラスでプレゼンがあるから今回は Chromebook を使ってやってみたいと思って」といった理由で Chromebook を借りに来る生徒もいます。また、逆にクラスのホームルームで書記を担当する生徒に教員側から Chromebook を用いて Google ドキュメントで作成指示をするケースなどもあります。Google ドキュメントや Google スライドは生徒が iPad で日頃から利用していますので、操作する端末が変わるだけで作成データはそれぞれの Google アカウントに紐付いています。どの端末からでも利用が可能なのでとても便利ですね。

また自宅にパソコンを保有していない家庭もあるかもしれませんが、生徒個人のスマートフォンでも操作・編集を行うことできますので、G Suite for Education であれば生徒はシームレスな環境でレポート資料の作成が可能です。

– Chromebook の評価ポイントを何点か挙げていただけますか?

ウィルス対策ソフトをインストールする必要もないですし、Windows PCであったようなソフトウェア・アップデートは Chrome OS がバックグラウンドで自動更新してくれています。端末自体のメンテンナス意識をそこまで持たなくてよくなったのは管理する側としては非常に楽になりました。

また  ”Chromebook の起動の速さ” は情報収集の際から把握していましたが、実際に利用して改めてその起動の速さを体感しました。本当に速いですね。特に授業と授業の合間はわずか10分しかないため、Chromebook であれば前もって立ち上げ準備を行う必要もなく、スムーズに授業が開始できます。あとバッテリーの駆動時間や軽量性にはとても満足しています。

– Chromebook 導入にあたって校内LANの速度見直しやWiFi環境を新規で構築されましたか?

いえ、無線LAN環境は既に全館配備が完了していたため、無線環境の構築を視野にいれたスケジュールを組まなくても良かったことがこの短期間で導入を推し進められた理由の一つとも考えています。

– 最近、学校紹介の動画を新規作成されたと伺いました

本校といえば ”伝統のある女子校” というのが世間一般的なイメージといいますか、評価だと思います。そのような中で 北鎌倉女子学園 は新しいことにチャレンジしていく。その取り組みの一部として ”ICT導入” があります。より多くの方々にそんな 北鎌倉女子学園 を知ってほしい。そういった思いから学校紹介動画の作成を行いました。どういった動画コンセプトになっているかは直接、動画を観てもらえればと思いますが、この動画は主に学校説明に来校される入学希望者やその保護者の方々にご覧いただいています。

(動画作成協力:株式会社 Sunny Sunny Sunday)

– 今後の ”ICTと教育” という観点で将来の展望があれば教えてください

10年先の将来を見据えた時、我々が想像する以上のスピードで世の中は進化していくと思います。今、教育業界でも「働き方改革」というキーワードで変革が行われようとされていますが、学校独自の変革として「教え方改革」や「学び方改革」などの重要性も感じています。我々、教員は常に新しいものを取り入れ、より良い教育方法を日々探っていく必要があります。

そのための第一歩としては G Suite for Education と Chromebook の組み合わせで実現できるICT授業だと考えました。またひとつの教室に生徒が集まって一斉授業を行うことがいまだに行われていますが、今後はICTを更に有効活用することでこういった授業形態にも変化が生まれるかもしれません。時代とともに変化していく教え方、学び方のスタイル、そういった意識を常に持ちながら時代にあった教育を取り入れていきたいと考えています。

(Posted by Shinji Suzuki)

・Google, G Suite for Education および Chromebook は Google Inc. の登録商標または商標です。



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◆お客様プロフィール
学校名:北鎌倉女子学園中学校高等学校
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内913
業種:中等教育
URL:https://www.kitakama.ac.jp/