アルスクール株式会社:Chromebook™ の軽快さと柔軟性が加速させるプログラミング教育の新しいかたち

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アルスクール(Arschool)は東京の自由が丘・中野・新橋の小学生、中学生、幼児を対象としたプログラミング教室を運営。プログラミングを活用して探究型学習を行い、子ども達がこれから生きて行く社会で求められる「本質的な力」を伸ばすことを目標とし、プログラミングと工作などを組み合わせてプロジェクトベースで試行錯誤をし続ける学びを探求しておられます。今回は、2018年夏休み! 1dayサマーキャンプの会場にお招きいただき、プログラミング用端末として Chromebook を採用された経緯やプログラミングを通じて子ども達にどういった成長が期待できるかなど、アルスクール創業者である 創作総指揮の 山﨑智仁氏 と 代表の 村野智浩氏 にお話を伺いました。

ー アルスクールの活動内容と設立の背景について教えてください

アルスクール株式会社 創作総指揮 山﨑智仁氏

村野:中野と新橋でプログラミング教室をしています。2018年秋には自由が丘にも教室を開校します。(2018年8月取材時点)アルスクールでは、プログラミングスキルを学ぶというよりもむしろ、子ども達がこれから生きて行く社会で求められる「本質的な力」を伸ばすことを目標においています。

山﨑:私たちは、三つの「T」から始まる力を「本質的な力」として定めており、[ TRY – 挑戦する力 ][ TINKER – 改善する力 ][ THINK – 解決する力 ] この三つの力を身につけていくために、プログラミングを活用した探究型学習を行っています。プロジェクトベースで試行錯誤をし続ける学びは、2020年の学習指導要領改訂においても重要視されていて、私たちは探究型学習とプログラミング教育のハイブリッドで先駆者となるべく日々、子ども達と探究しています。

山﨑:アルスクールを設立した理由は二つありまして、一つには探究型学習をもっと広めたい、ということでした。私は探究型学習を行う小学校、東京コミュニティスクール教員であり、村野の長男はその生徒です。ただ実践自体はとても素晴らしい学びの場なのですが、地理的、経済的な理由などから「学びたいけど学べない」子ども達も多いのではないか、という思いからそういった子ども達に少しの時間でも一緒に探究型学習を提供する場を用意したかったんです。

アルスクール株式会社 代表 村野智浩氏

村野:もう一つは子どもがスーパーエンジニアを目指すことができる教室を作りたかった、ということです。そのためには探究型学習で本質的な力を伸ばすのに加え、デジタルデバイスに多く触れ合い、時には超一流の作品をみて感性を磨き上げることが大切だと考えています。子どもは小学校3年生から6年生ぐらいにテクノロジーへの感性がすごく敏感になるタイミングがあります。それを逃さずに、それぞれの子どもに合った刺激を与えていきたいのです。この感性はエンジニアにならない子どもでも、これからとても役に立つものと考えています。

ー 新学習指導要領により2020年度から小学校でプログラミング教育の必修化が始まりますね

山﨑:これからの社会に対応するためには必要な施策だと思っています。テクノロジーがありとあらゆるものと切り離せなくなっていく中で、どれだけ幼少時から慣れ親しむのかがとても大切です。プログラミングは小さい頃から体験することで苦手意識を克服できます。またプログラミングという科目ではなく、各科目の中で有機的に学んでいくという方針も、プログラミングの魅力を伝えてくれると思います。

村野:例えばアルスクールでは、作品制作のために確率の勉強をした子どもがいたのですが、算数の教科書で学ぶよりも体験を踏まえて学ぶことができるため、理解度が全く異なります。プログラミングをポジティブに捉える方が増えれば、我々の学びに共感してくれる人がもっと増えてくれるのではないでしょうか。

ー 授業の中で利用しているプログラミング教材を教えていただけますか

創造性を発揮する. つながる. プログラミングする. micro:bitはプログラミング可能な小さなコンピューター

山﨑:コードモンキー と Micro:bit がメインです。下級生は レゴ を使う場合もあります。コードモンキー はイスラエル全土の小学校で使われているプログラミング教材で、基礎を楽しく習得するのに最適なんです。

山﨑:Micro:bit はイングランドやシンガポール、香港などで導入されているツールで、工作と組み合わせることで、子どもの創造性を大きく伸ばすことができます。最近ではハッカソンというエンジニアのイベントでプロトタイプ(試作品)を作るときに重宝されているようで、ツールとして大きな可能性を秘めていると言えます。

ー プログラミング教育に対する親御さんの意識の変化はいかがでしょう

山﨑:自分の子どもが真剣に取り組んでいる姿、目の輝き、普段の生活の中ではあまり感じ取れない集中力。それらを日々の授業の付き添いで目にしているため、アルスクールに通う生徒の親御さんはすごくポジティブに捉えてくれていると思います。

村野:アルスクール以外の方々からの問い合わせも多く、興味関心はすごく高まっていると実感しています。ただ一方でプログラミングの知識が薄く、戸惑っている親御さんもとても多いです。よって我々としては、よりわかりやすく ”プログラミング教育” の考え方を理解してもらえる場をつくる必要があるとも考えていますし、そうすることで多くの子ども達が学ぶ機会が増えるはずだと考えています

ー 授業で利用するデバイスに Chromebook を選んだ理由を教えてください

村野:まず第一にコスト面です。子どもが使うものなので多少乱暴な扱いや落下等による破損のリスクも高い中、やはり高額なPCは教室運営者としては大きなリスク要因です。ですがあまりにもコストだけを優先してしまい、動作自体に支障が生まれてしまっては授業が成り立たないため注意が必要ですが、Chromebook のスペックは コードモンキー と Micro:bit を操作させるには充分でした。Chromebook がアメリカの教育市場で幅広い導入実績があることは把握していたため、信頼性もありました。今後必ず日本の教育現場においても Chromebook を利用するシーンが広がって行くのではないでしょうか。

Chromebook のキーボードは英語表記が小文字であることは意外と知られていない

村野:管理面でも定期的なOSアップデートやユーザー管理が容易であることもいいですね。セキュリティソフトをインストールする必要もなく Chrome OS 側でしっかり対応してくれています。他のパソコンでもすぐにファイルを同期することができるため、万が一の故障の際のリスク管理にもなります。一番避けなくてはいけないのはこういったパソコンが壊れることではなく、データが消滅してしまうことだと思っていますので。

山﨑:あと、実はあまり着目されないポイントなのですが、キーボードの英語表記が Windows や Mac のように大文字ではなく、Chromebook は小文字であることが大きなメリットであるといえます。プログラミングに関してはほとんど小文字で記述しますので、子どもにとって大文字小文字の変換は大人が思う以上に負荷が大きいんです。特に低学年の子ども達が学ぶ上でとてもありがたいです。

ー 複数選択肢がある中から ASUS Chromebook Flip C101PA を採用いただきました

村野:画面がタッチ操作できてタブレットとしても使えること、本体サイズがなるべく小さいこと。採用した理由はこの2つが大きいです。マウスやタッチパッドの操作で苦労する子どもが比較的多いため、画面がタッチ操作できることは学習効率を高めます。タブレット機能は工作ゾーンなどのスペースがない場所で調べ物をする際に活躍しています。また本体サイズは子どもの手の大きさを考えると、この10.1インチ(C101PA)に備わっているキーボードぐらいが扱いやすいようです。

ー アルスクールにおける学びの中で子ども達にどういった変化がみられますか

村野:意外かも知れませんが、前向きでバイタリティに溢れ、チャレンジする雰囲気が身についているように感じます。失敗を責めることなく、チャレンジすることを推奨している環境で授業を進めているため、子どもは思う存分挑戦することができます。

もちろん、プロジェクトベースで学んでいく中でプログラミングを使っていますので、論理的思考力は必然的に大きく伸びているのではないでしょうか。しかも工作などの「実体験」と組み合わせて学ぶことで暗記で公式を覚えるのではなく、本質的な力を伸ばすことができているように思えます。

山﨑:また教室で子ども達と一緒に学んでいると発見の連続です。例えばすぐ諦めたり、失敗を恐れていた子どもが自らチャレンジしてプロジェクトを進めたり、子どもの成長には日々驚かされています。プログラミングやデジタルデバイスを用いることで、子ども達の表現の世界が劇的に広がり、想像を超える斜め上の発想がでてきたりして、いい意味で私たちの期待を裏切ってくれていますね。教えているというより、我々スタッフも一緒に探究している、そんなイメージです。

ー アルスクールでの学びを通じて子ども達に期待することはなんでしょう

山﨑:私たちは三つの「オモシロ状態」になれる場を子ども達に提供しています。「1. テクノロジーの学びに夢中になる」「2. 問題を解決するために工夫する」そして「3. 世界を広げて未来像を想い描く」の三つです。作る面白さを実感し、学びの面白さを知る。そして自発的に学び、分からないことは自ら調べられる能力を身につける。もともと持っている知的好奇心を爆発させて、もっともっとテクノロジーを理解してもらって世界観を広げた上で、幸福な未来を創り出せる人になってほしいと願っています。

村野:アルスクールの学びを活かして、スーパーエンジニアになってくれたら最高です。もちろん、プログラミング以外の領域でも、テクノロジーやプログラミングに親しみを持ち、探究する心を持って学び続け、それぞれの世界を広げてくれる、そうなるように期待しています。

ー 最後に ”プログラミングと教育”  におけるアルスクールの役割についてお願いします

山﨑:「つくるオモシロさをつくりだす」これが我々の理念です。アルスクールはこの理念を実践するために「手創りする遊び(Tinkering)」を実践しています。元々は米国マサチューセッツ工科大学の計算機科学者・発達心理学者であるシーモア・パパートが提唱した言葉なのですが、「いろいろいじくりまわして作ること」という意味があります。アルスクールでは「手創りする遊び(Tinkering)」という感じで翻訳して言葉の意味を子どもたちに伝えています。ありあわせの材料から始めてトライ&エラーを繰り返す。「楽しい遊び」を超えた「面白い学び」こそが「手創りする遊び(Tinkering)」なのです。これらの理念の元、アルスクールは日本で最高のプログラミング教室を作り上げます。そして探究型学習の伝道師として、日本の教育を牽引してゆきます。

村野:まずプログラミングのオモシロさをみんなに知ってもらうことは我々の最低限の責務だと考えています。一方でプログラミング教育は、第4次産業革命で求められる新しい教育のあり方を認知してもらう最高の機会です。プログラミング教育をきっかけに教育業界全体を変革する、その先陣をアルスクールが進んでいきます。

 

(Posted by Shinji Suzuki)

・Chromebook は Google Inc. の登録商標または商標です。



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◆お客様プロフィール
学校名:アルスクール株式会社
住所:東京都中野区東中野1-45-5 日ノ出ビル201
業種:プログラミング教室の運営
URL:https://arschool.co.jp/